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雛祭りは3月3日の節句で、日本の五節句の内の1つです。
五節句とは、1月7日の人日(じんじつ)の節句、3月3日の上巳(じょうし)の節句、5月5日の端午(たんご)の節句、7月7日の七夕(しちせき)の節句、9月9日の重陽(ちょうよう)の節句の5つから成ります。
五節句は本来、日本の季節の節目に御供え物をして、今までの感謝と今からの実り多き暮らしになるよう願う、自然とともに生きてきた日本の心を表す伝統文化です。
古来より人の形を模した雛人形を飾って、菱餅、白酒、桃の花などを供えて祭ります。起源は平安時代ともそれ以前とも言われています。『源氏物語』の『若紫』に『ひひなあそびにも絵画い給うにも・・・』とあり、そのころにはすでに人形(ひとがた)は女の子の遊びのひとつであったようです。
雛祭りは 雛人形 を飾って、身内や親しい人を招いてホームパーティで御祝いをしましょう。
雛祭りの料理と言えば、ちらし寿司やはまぐりの御吸い物が定番ですね。
手作りのお料理に白酒やひなあられを添えた食卓を囲んで皆で楽しみましょう。
雛人形 は「片付けが遅くなると嫁に行き遅れる」とよく言われます。
これについては諸説ありますが、日の光や湿気が御人形や御道具にとって大敵である為、出しっぱなしにせずにきちんとしまいましょうという戒めのような部分が大きいようです。
ですので、3月3日を過ぎた天気の良い日に片付けましょう。
まずは毛ばたきなどで全体のほこりを掃います。
御人形は御顔を柔らかい紙等で包み、不織布等で全体を包んで箱の中へしまいます。
防虫剤を入れすぎると、変色や変形する部材がありますので、直接触れないように少量をお入れ下さい。
御道具等は柔らかい布などで空拭きをしてから箱へしまいます。
それぞれの箱には、乾燥剤も入れましょう。
雛人形 の長持ちの秘訣は毎年飾っていただく事です。
御人形にとっては虫干しの意味もあります。
又来年会いましょうね、と優しく片付けてください。