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博多人形写真

博多人形の歴史と由来

博多人形の歴史は古く、1600年黒田長政の筑前入国に伴って多くの職人が集められ、その職人たちから素焼き人形が生まれ、現在の伝統工芸の礎が作られたといわれています。
江戸時代の後半に正木宗七(焼)や、中ノ子吉兵衛や白水武平といった名工たちが活躍して業界は活況を呈し、全国に流通するようになりました。
明治になりパリなど国際的な博覧会で高い評価を受け、日本を代表する人形として「博多人形」の名で知られるようになり、海外へも輸出されるようになりました。

人形師系譜図

博多人形のできるまで
  • 1.原型制作
    構想・デッサンを繰り返し、人形の形を決めてゆきます。
    構想どおりの人形を作るための極めて重要な工程です。
  • 2.型取り
    原型をもとに石膏で型をつくります。
    精巧複雑な作品では、その型も1体で20個以上になることがあります。
  • 3.生地づくり
    型に粘土を押し付けて生地を作り、乾燥させた後、約800以上の高温で8時間ほどかけて焼き上げます。
  • 4.彩色
    焼き上がった人形の生地に彩色を施します。
    顔料には泥・岩絵具を用い、金箔張りなどの加飾を行うこともあります。
  • 5.面相
    人形の顔に「艶」と呼ばれる口紅、目、眉毛を面相筆を用いて入れてゆきます。
  • 6.完成
    それぞれの工程を経て完成した博多人形は人形師たちの魂と一体となって生命を宿します。