博多人形の歴史は古く、1600年黒田長政の筑前入国に伴って多くの職人が集められ、その職人たちから素焼き人形が生まれ、現在の伝統工芸の礎が作られたといわれています。 江戸時代の後半に正木宗七(焼)や、中ノ子吉兵衛や白水武平といった名工たちが活躍して業界は活況を呈し、全国に流通するようになりました。 明治になりパリなど国際的な博覧会で高い評価を受け、日本を代表する人形として「博多人形」の名で知られるようになり、海外へも輸出されるようになりました。