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日本人形の歴史と由来

日本人形の歴史は古く、その起源は平安時代の京都にまで遡ります。
当時、京都では生まれた子供の無病息災を祈り、子供の枕元に天児(形代:かたしろ:として幼児のそばに置き、災厄を移し負わせる)という人形を置く慣わしがありましたが、その天児が日本人形の原形ではないかと言われています。
その後、江戸時代の町人文化の影響を受け、現在のような美しい人形の形へと姿を変えていったと言われています。

日本人形の豆知識
日本人形の豆知識置物として飾られる工芸品以外に美術的価値の高い品

日本人形とは、和服を着、日本髪を結った、日本の伝統的な風俗を写した人形の総称です。
一般に『日本人形』という場合、『市松人形』や『衣裳人形』を指すことが多いです。
一般家庭等で置物として飾られる工芸品以外に美術的価値の高い品もある。


衣裳人形は、江戸時代に武家の子女が嫁ぐ際に、
婚礼の家財道具としても扱われる習わしがあり、
人形にその災厄を身代りさせるという大切な役割もあった。
衣裳人形は、様々な衣裳で製作され、その姿から身分や職業がわけられる。
例をあげれば「舞妓」「藤娘」「町娘」「武家娘」「姫君」などがある。
厄よけの身代りでもあることから、なるべく身分が高く姿の美しい人形が、婚礼道具として勧められる。
このような人形を婚礼道具のひとつとした時代は近年まで続き、
1980年代半ばまで多くみられた。


日本人形のなかでも、節句人形は伝統的にその手や足、頭(顔)、髪結い、衣裳の仕立てなどそれぞれを専門に製作を受け持つ人形工芸師が分業している。
製作において人形は順番に人形工芸師の手によって組み立てられる。
そして、最終的に衣裳の着物を着付ける人形着付け師のもとで、
完成まで仕上げられる。
一般によくいわれる、有職人形はこのような製作手順がとられている。
主に京都、東京で製作される。